本当に危険なのか?信用取引を利用した資産の運用

信用取引が危険な取引手法だと言われるゆえん

株取引には、株を自分の資金で購入する現物取引と、証券会社などから借りた資金や株そのもので運用を行う信用取引の二種類があります。株取引に相応のリスクがあることは周知の事実ですが、それに対して信用取引については漠然とした恐怖感のみが感じられ、ただ「危ない取引」という印象を強く持たれがちです。その理由としては、資金や株といった有価物を借りる構造が金融ローンや借金などと同じで、返済不能になったらどうしようという懸念が生じやすい点が挙げられます。一方で理論的にも、株価には上限が無いという性質から信用取引の空売りにおける損失も無限大で膨らむ可能性がある点によって、信用取引は恐ろしいものだという印象を持たれてしまいます。しかし、こうした心配は、信用取引における実際の運用状況を知らないことによる杞憂に過ぎません。

信用取引における資産運用は想像よりも安全性が高い

信用取引を行うに当たっては、投資家に対して様々なセーフティネットが提供されています。よく信用取引における禁忌の対象として認識されやすい「追証」も、実は投資家の損失が一方的に拡大しないように設けられている防御措置の一つと言えます。また、証券取引所が指定する銘柄を取引する制度信用取引においては、信用取引銘柄を保有する期間が定められているなど、信用取引ではシステム的に投資家の資産を保護する措置がとられています。「全くもって安全」とは決して言えませんが、信用取引は世間が持つイメージほど恐いものではなく、細心の注意を払いつつ運用を行えば、非常に有用な株取引の運用手法だと評価することができます。

信用取引の担保は、30万円以上の現金か約40万円以上の株式となっています。相場下落などにより担保価値が毀損すると、追加保証金を求められる場合がるので気を付けましょう。